第5回公演
2019年4月6~7日
座・高円寺2
公演日程
2019/04/06 (土) ~ 07 (日)
会場
座・高円寺2
Dear Ally
世界中のスクリーンを締めるような脚本を書きたいと、
そのために生きていた僕。
でも、君と出会った。
支えてくれた時間を通して、
どうしても書き残したいものがわかったんだ。
これだけは、伝えたい。
僕から君への、最初で最後の贈り物。
Sincerly Noah
ここは、とある病院難病と戦う患者と、彼らを救おうと治療法の開発に取り組む医者が、閉ざされた世界の中で希望を持って過ごしている。
脚本家を目指す患者・ノアの筆は止まることはない。同室の入院患者との会話を楽しみながら、次々に思いつく脚本のアイデア。病室にたくさんの原稿が舞う。そんな彼の情熱に心配しながらも担当医・アリーが寄り添う。
アリーの思いも届かず、ノアの急変を知らせるコールが鳴り響くー
枕元には残された2つの物語「私のラプソディ」と「僕のポラリス」は彼が実現したかった夢そのものだった。
ノアの清々しい笑顔の思い出と共に、アリーはそっとページをめくる…
「これは僕から君への、最初で最後の贈り物。」
storyteller
私のラプソディ
ここは映画の撮影スタジオ。
カットがかかり、大女優のわがままに翻弄されスタッフたちが走り回る。
良い作品を作ろうとする熱気の中、一際生きいきと働く助監督・ドンと、いつかヒロインを演じたいと願う駆け出しの女優・キャシー。
撮影が終わった後のセット内でドンとキャシーはいつか撮りたい作品について意気投合し、話に夢中になる。
しかしある日、フィルムの自然発火が原因で、撮影所が火事で焼け落ちてしまうー
意気消沈するスタッフたちに、ドンとキャシーが呼びかけ始める。
同じ夢を持つ仲間たちが集い、そして起こる奇跡の顛末は・・・
「情熱を胸に仲間と奏でる私のラプソディー」
ここは兵士たちが一時帰還する田舎町。
兵士・クリスは仲間たちに連れられ、羽を伸ばすためにバーを訪れる。
レコードプレイヤーから流れる音楽が心地よい店内、そこで働く町娘・キムに出会い、一目で恋に落ちる。
一見粗野な兵士に見えたクリスの紳士的な振る舞いに、キムの心が動く。
惹かれあい仲を深めていく2人だったが、キムは分かっていた。
また戦場に向かう時が、クリスに迫っていることを。
離れがたい二人に非情にも、召集のサイレンが鳴り響くー
再会の約束をすることができないクリスと、見送るしかないと葛藤するキム。
ついに出発の日を迎えるが・・・
「帰りたい場所、君は僕のポラリス」